現代社会、おじさんの受難時代到来!?

最近、街を歩けば、テレビをつければ、ネットを開けば、「おじさん」という言葉に何やら強い風当たりを感じませんか?
まるで、地球温暖化の原因は二酸化炭素だけじゃなくて、おじさんからも何か出てるんじゃないか?ってくらい、肩身の狭い思いをしているおじさんが多いような気がしてなりません。

最近立ってるだけで、ジロジロみられる気がする。
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単におじさんが不審な恰好しているだけじゃない?
考えてみてください。
電車で席が空いても、隣がおじさんだとちょっと躊躇したり。
職場で若い子に話しかけようとすると、なぜか一歩引かれたり。「あ、もしかして、私、無臭の透明バリアでも張ってる!?」って、おじさんが途方に暮れる姿が目に浮かびます。
昔は「おじさん」といえば、一家の大黒柱、会社の要、地域の重鎮!みたいな、ちょっと頼りになるイメージもあったはずなんですが、今はどうでしょう?
「キモい」「ウザい」「臭い」の三拍子が揃えば、もうそこは深海魚よりも深くて暗い、おじさんのブラックホールです。
最近では「おじさん構文」なんていう言葉まで生まれましたね。
絵文字を多用し、句読点をやたらと使い、、、相手の安否を過剰に気遣うあの文体。
あれ、別に悪気はないんですよむしろ、「君のこと、気にかけてるよ!」っていう、ある種の愛情表現だったりするわけです。
それがまさか、若者から「痛い」とバッサリ斬られるとは…。おじさんもびっくり。
なぜこんなにも、おじさんの生態系が危機に瀕しているのか?いくつか原因を考えてみました。
若者の価値観が可視化されやすくなった結果、おじさんの「良かれと思って」が「時代錯誤」と認定されやすくなった?
昔から「いじられキャラ」としてのおじさんはいましたが、最近はちょっといじりすぎじゃないですか?「おじさん=悪」みたいな風潮さえ感じます。
確かに清潔感は大事です。でも、体臭ケアやスキンケアにまで、おじさんが戦々恐々とする世の中って、ちょっと息苦しくないですか?「おじさんも肌に悩みがあるんだ!」って叫びたい。
しかし、ですよ!こんな世の中ですが、おじさんだって良いところがいっぱいあるんです!
長年の経験で培われた知識と知恵は、若者にはない宝です。
不器用だけど、実は後輩思いだったり、家族を大切にしていたり。口下手だけど、根は優しいおじさんは多いんです。
多少の困難にはびくともしない、精神的なタフさも持ち合わせています。
そろそろ、おじさんへの過剰な風当たりが穏やかになると良いのですが。
確かに、中には「おじさん、ちょっとそれは…」という人もいるかもしれません。
でも、それはおじさんに限ったことじゃないはずです。
おじさんを一方的に排除するのではなく、おじさんの良いところを見つめ直し、そして、おじさん自身もアップデートしていく努力をすることで、もっと多様で、もっと生きやすい社会になるのではないでしょうか。

世のおじさんへ。
時代は変われど、おじさんにはおじさんの良さがあるはず。胸を張って生きていこう。!だけど、清潔感とTPOは忘れずに!
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世のおじさんじゃない人へ。
ぜひ、おじさんのことをもっと知ってみて。意外な発見があるかもしれないよ!