なぜ私たちは、あんなに苦いコーヒーに惹かれるのだろう?

みなさん、こんばんは。髪型バーコードです。
あたたかいコーヒーを片手に、ふと湧き上がった疑問について語ってみたいと思います。
それは、「なぜわたしたちは、あんなに苦いコーヒーを好むのだろう?」という問いです。
まだ髪の毛フッサフサだった少年の頃、初めてコーヒーを口にした時の衝撃は忘れられません。「うげっ、なんだこの焦げくさくて苦い液体は!ドブ水か?!」と、まるで罰ゲームのように感じたものです。(しみじみ)
それが今や、朝のおはようの一杯、仕事の合間の息抜き、そして静かな時間のおともとして、おじさんの生活に欠かせない存在になっているのですから、人生は魔訶不思議です。

ふぃ~、休憩中のコーヒーは染みるぅ。(砂糖どぼどぼ)
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砂糖があふれそう。おじさん疲れてるのかなぁ。
苦さの中に潜む、大人のご褒美
一体全体、コーヒーのあの独特の苦味のどこに、わたしたちは惹かれるのでしょうか。
まず挙げられるのは、コーヒーに含まれるカフェインによる覚醒効果です。
朝の眠気をふきとばし、仕事や勉強中の集中力をたかめてくれます。
この効果をもとめて、わたしたちはある意味、苦味を受け入れているのかもしれません。
コーヒーの味は、単に「苦い」だけではありません。
焙煎度合いや豆の種類によって、香ばしさ、酸味、甘味、コクなど、さまざまな風味が複雑に絡みあっています。
大人になるにつれて、わたしたちはそうした多様なニュアンスを楽しめるようになり、苦味もその豊かなあじわいを構成する重要な要素となるのです。
コーヒーを飲むという行為は、私たちの生活のさまざまなシーンと結びついています。
たとえば、朝食の温かい一杯、午後のリラックスタイム、友人との語らいの時間など。
そうしたポジティブな経験が、コーヒーの苦味をたんなる味覚だけでなく、「心地よい時間」や「安らぎ」といった特別な感情と結びつけてくれるのではないでしょうか。
こども舌から大人舌へ。味覚の変化
こどもの頃に苦手だったコーヒーを、大人になって美味しく感じられるようになるのはなぜでしょう?
こどもの頃は苦味に敏感な味蕾(みらい※)がおおいと言われています。
成長とともにその数が減少し、味覚の感受性も変化することがあります。
また、毎日すこしずつコーヒーに触れるうちに、苦味に対する閾値があがり、慣れてくることも理由のひとつでしょう。
※味蕾(みらい)・・・舌の表面にあり、味覚を感じる感覚器です。
大人になるにつれて、コーヒーがもつ様々な風味をより深く理解し、たのしめるようになります。
苦味だけでなく、全体のバランスとして「美味しい」と感じられるようになるのです。
「大人になったから」「仕事で必要だから」といった心理的な理由から、積極的にコーヒーを飲もうとする意識が働くこともあります。
そうした意識の変化が、味覚にも影響を与えるのかもしれません。
もう一杯のコーヒーを
本日も、温かいコーヒーをゆっくりと味わっています。
冬は当然として、夏場の冷房が効いたカッフェや喫茶店で飲む温かいコーヒーも良いものですよね。
あの少しの苦味の中に、大人の深みや、人生の渋みが詰まっているような気がするのです。
もしかしたら、私たちがコーヒーの苦味に惹かれるのは、人生のほろ苦さを知ったからなのかもしれませんね。
それでも、その後に訪れる、余韻や安心感を知っているからこそ、私たちはまた一杯、と手を伸ばしてしまうのかもしれません。
みなさんは、コーヒーのどんなところに魅力を感じますか?
本日は、そんなことを考えながら、もう一杯、コーヒーを味わってみようと思います。

今夜は仕事で徹夜だー。コーヒーおかわりっ!!
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それで何杯目?!
みんなはコーヒーほどほどに楽しんでね。